株式会社　ミツワ　会社概要

2016年4月14日、あの日の気持ちのままに。

この日付をお聞きになって、どのくらいの方が「ああ、あの日ね」と言ってくださるだろうか。九州の真ん中、熊本県を襲った、最大震度7の熊本地震の日だ。
当時僕は、地元佐賀県で塗装業とは全く別の仕事をしていた。被災地での復旧が続けられる中、自衛隊だけでなく倒壊した建物の復旧を急ぐため、土木関係者や住宅関連の業者もたくさん現地に向かっている話を、幼馴染の友人から聞いた。
「とにかく手が足りん。覚、手伝ってくれんか」と、何もわからないまま、現地で惨状を目の当たりにする。なぜ被災地に塗装業？と思いながら「壁に入ったヒビを修復する技術がある」ということをで現地で知ることになる。
当時の職人たちは、個々で大手の業者と契約しているものが多く、必要な職人の人数をまとめるのも、元請け業者、子会社、孫会社と実際のコストを考えるのにも、被災した方々には不利な状況が蔓延していた。
「実際俺達の賃金って、こんだけなのに、工費ってこんだけ掛かるんよ」という数字の違いに唖然としたのを、今でもはっきり覚えている。
 
僕は決して「困っている人達の為に立ち上がる！」などというつもりは毛頭なく、あの日感じたモヤモヤを何とかしたい一心で、職人たちと手を組み、ノウハウを積み上げ、この「株式会社　ミツワ」を立ち上げた。
「イベント気分でやってるだけだろ、自己満足だ、偽善だ」という意見もあった。しかし「やらない善より、やる偽善」。
 
僕のやることはボランティアではない。
他を否定するつもりもない。
でも、適正ってあるやん？そう思いながら、今日もあちこち走り回ってる。
家のお困り事、聞かせてもらえんですか？お役に立てるかもしれません！

早田　覚